3つのプログラム

  1. 就学に向けた療育プログラム
  2. 学習支援プログラム
  3. 個別プログラム
  4. ST-ART(スタート)プログラム

SORATO
就学に向けた療育プログラム
集団行動におけるコミュニケーションなど、さまざまなシーンを想定したソーシャルスキルトレーニングを行います。集団行動や授業に落ち着いて取り組むための準備として、遊びをベースとした“楽しい”プログラムをたくさん用意しました。すこしずつ「できた!」を積み重ねて、自然と物事に興味や関心を持てるようにサポートいたします。

例えば、言葉で簡単なやりとりができるようになっても、小学校に入学してから「質問に答えられない」「先生の話が聞けない」といった問題を指摘されることがあります。そこで、就学に向けた準備として、「SORATO」では学校生活を送るうえで大切な「質問の仕方や答え方」、「先生の話しを聞くためのルール」などを学びます。

コミュニケーションには、その子が自然と興味や関心が持てることを見つけることがなによりも大切です。そのときに感じたことは、自然と相手に伝えたいと思うようになります。自分の気持ちを相手に分かるように伝えたいという欲求が生まれます。「豊かな感情表現」を身につけるために、たくさんのコミュニケーションプログラムを用意しました。相手の思いを受け止め、相手の気持ちも大切に考え、一緒に協力しながら遊ぶことで、少しずつコミュニケーションの「できた!」を増やしていきます。

「SORATO(ソラト)」では、こうした自然な活動を通して友達や先生と一緒に遊び、楽しみながら学んでいくことが何よりも大切だと考えています。

※ひとり一人のレベルに合わせ、一日のスケジュールの中に個別訓練を取り入れることも可能です。詳しくはご相談ください。

UMIE
学習支援プログラム
「勉強が嫌い!」という気持ちになってしまった子どもでも、科学的知見に基づいた対話型アニメーション教材「すらら」を採用することで、楽しく理解しながら「できた!」を積み重ねていきます。文字や絵だけの教科書と違い、音声や映像を取り入れた「多感覚学習」によって、1人でも楽しく集中して勉強ができます。また、間違えたところを自動的に反復するシステムで、一度つまずいたことでも「できるようになった!」という感覚が掴みやすくなります。

小学校3年生になると、勉強のレベルが一気に上がります。これは「9歳の壁」と呼ばれ、勉強が嫌いになってしまうことがないように適切なサポートが必要なタイミングだと言われています。

国語では訓読みと音読みの違いや使い分けを理解し、主語や述語など「言葉のルール」を理解しながら自分の言葉で文章を構成する力が必要になってきます。また、算数では分数や小数点、図形などの要素が増え、計算の持つ意味を深く理解することが求められます。この時期の学習で「わからないこと」が「わからないまま」蓄積されると、高学年以上の学びはより難しいものに感じることでしょう。

「UMIE(ウミエ)」では、こうした各学年での学び残しを少しでも解消できるように、学年に関係ない「無学年方式」による学習支援で、個々のつまずきや学習レベルに合わせて「できた!」が積み重ねられるようサポートします。

※ひとり一人のレベルに合わせ、一日のスケジュールの中に個別訓練を取り入れることも可能です。詳しくはご相談ください。

個別プログラム 個別療育とグループ療育のシームレスなプログラム。
子どもの成長スピードはそれぞれ違います。 「SORATO・UMIE」では、どちらの施設でもグループでの療育だけでなく、個別の療育を取り入れることで「グループ療育へつながる」シームレスな療育に力を入れています。

子どもたちは年齢や学年に関係なく、誰かのお手本になることもあれば、誰かを見習うこともあり、お互いが良いお手本になりながら一緒に成長していきます。そこで私たちは、みんなと一緒に教室で過ごす時間のなかにも「個別療育」が行える時間をしっかり作り、集団での療育と個別での療育を組み合わせることで、それぞれの長所を活かすことができると考えています。

例えば、グループ療育では季節のイベント活動や運動、音楽や創作活動などの保育園や小学校に近いシチュエーションでの学びを多く取り入れ、より生活へと結びつきやすい発達支援を行います。そこで顕在化してきた課題を整理し、個別支援のなかできめ細やかなサポートを行います。

コミュニケーションなど集団生活を送るうえで必要なことは友達と学び、個別プログラムではその子のレベルに合わせてサポートする。それぞれの療育を繋ぐ「グループ療育」にも力を入れています。

ST-ART(スタート)プログラム 言語聴覚士(ST)の専門的な発達援助技術(ART)をベースにした療育支援プログラムです。言語発達支援の専門家や研究機関の協力のもと、児童発達支援施設における個別指導や小集団療育向けのプログラムとして開発されました。